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5-3.もうすぐ始まる「介護情報基盤の第一手」助成金申請スタートガイド_前篇

介護情報基盤を利用するには、助成金の活用で導入コストを低減

介護事業所さんの目線で、事前に準備しておく手続きを解説

もうすぐ始まる「介護情報基盤の第一手」解説コラム#3 サムネイル

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🌸もうすぐ始まる「介護情報基盤の第一手」|助成金申請スタートガイド
厚生労働省の介護保険部会やホームページでは、介護情報基盤の仕組みやプラットフォームが発表されて、全国の自治体と介護事業所で介護情報基盤の導入が本格化します。
国保中央会が運営する介護情報基盤ポータルサイトにも、この利用方法や助成金について、「助成金申請の手引き」の情報がアナウンスされてました。
そのため「介護情報基盤の第一手」コラムでは、2026年度から始まる介護情報基盤の利用方法や助成金について、介護事業所さんがスムーズに申請を進めるためのポイントをわかりやすく整理しました。
助成金は介護事業者向け(カードリーダー等)と医療機関向け(主治医意見書)で分かれますが、今回コラムでは介護事業所向けの内容にフォーカスします。
(医療機関向けについては、「助成金申請の手引き」の該当ページをご覧ください。)

◆このコラムの目次_前篇
・助成金の基本的な要件
・助成金を申請する前の準備
・助成金を申請する手続き
・助成金を申請した後の流れ


1-1.助成金の基本的な要件

今回の助成金は、介護事業所・医療機関(介護サービス提供医療機関)向け支援になり、基本的な要件は次のようになります。
助成金の概要
出典:厚生労働省ホームページより引用・編集
助成金の対象
・介護事業所
・みなし介護事業所
※「みなし介護事業所」とは、介護保険法上の指定を受けていなくても、健康保険法等の別制度で指定を受けた医療機関や薬局が介護サービスを提供する場合

助成金の対象経費
①カードリーダーの購入経費
②介護情報基盤との接続サポート等経費

助成金の限度額等

1.対象(介護サービス種別)  2.カードリーダーの助成限度台数  3.助成限度額(①②を合算した限度額)
訪問・通所・短期滞在系  3台まで  助成限度額は6.4万円まで
居住・入所系  2台まで  助成限度額は5.5万円まで
その他  1台まで  助成限度額は4.2万円まで

1-2. 導入に向けたスケジュール

介護情報基盤の導入と関連する助成金のスケジュールは以下の通りです。
1-2. 導入に向けたスケジュール
出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集

年度 主な実施内容
令和7年度(2025年度) 助成金申請開始(10月〜)/カードリーダー等導入準備
令和8年度(2026年度) 介護情報基盤 稼働開始(4月1日)
令和9年度(2027年度) 介護保険システム 標準化対応完了(1月1日)
令和10年度以降 全国で本格運用開始予定

今回の助成金の申請受付は 令和8年3月13日まで。
申請の受付は1回限りで、予算上限に達すると締切る可能性があるため、早めの申請が安心です。


1-3. 助成金申請の流れ

助成金の申請から交付までの流れは、以下の通りです。1-3. 助成金申請の流れ出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集
助成金申請の流れ
1.書類準備(通帳・領収書・指定通知書など)
2.介護情報基盤ポータルで申請(必要書類アップロード)
3.国保中央会による審査
4.決定通知の送付
5.申請月の翌々月末までに口座へ振込


1-4. 助成金申請のステップ

申請する手続きは、次のようにステップ分けされているので、事前にチェックしておきましょう。
1-4. 助成金申請のステップ出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集
助成金申請のステップ
1.はじめに
2.助成金を申請する前の準備
3.助成金を申請する手続き
4.助成金を申請した後の流れ

続くコラムでは、各ステップごとに詳しく解説していきます。
》》》次のコラム 5-4.もうすぐ始まる「介護情報基盤の第一手」助成金申請スタートガイド_後篇(準備中)


出典・参考情報
厚生労働省「介護情報基盤整備事業」関連通知
国民健康保険中央会「介護情報基盤ポータルサイト」
国民健康保険中央会「介護情報基盤ポータルサイト」助成金申請の手引き