2026年度対応｜介護サービス事業所向け

電子申請届出システムのステップ1：GビズID取得ガイド

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ステップ1はGビズIDの取得
介護サービス事業所が、自治体へ各種申請・届出をオンラインで提出するための 「電子申請届出システム」 を利用するあたって、まず GビズID（行政の共通認証ID） の取得が必要です。
本コラム記事では、GビズIDが電子申請でどのように使われるか、その種類・申請手順・注意点を、介護事業所の実務担当者の視点でわかりやすく解説します。
《事前の連絡点》
・GビズIDの情報については、2024年以降の改定で一部、オンラインでも申請・変更できるようになりました。最新情報については、デジタル庁「GビズID」サイトをご覧ください。
・2025年から2026年にかけて、GビズIDの認証方法と有効期限に変更点がありましたので追記します。
　番外篇「電子申請の解説コラム」|GビズIDの変更点にフォーカス

電子申請でなぜ「GビズID」が必要か

「電子申請届出システム」は、全国の介護サービス事業所が 指定申請・変更届出・更新手続き等 をオンラインで行うための仕組みであり、その利用時のログインや本人認証に GビズID が必要です。
これは、国や自治体が提供する行政オンラインサービスへのアクセスに使われる 行政の共通認証ID です。
GビズIDを取得していないと、電子申請システムにログインできず、最近の経営報告や補助金でも申請が進まないため、早めの取得準備が重要です。

GビズIDとは｜基礎知識

GビズIDは、法人・個人事業主が行政の オンライン申請サービスを利用するための共通認証アカウント です。
1つのアカウントで複数の行政手続きに利用できます。
介護事業所が使う場合は、主に次の2種類があります。

GビズIDプライム：法人代表者向けの主要アカウント
GビズIDメンバー：プライムアカウントに紐づく従業者用アカウント

法人としてすべての申請を管理できるのは「GビズIDプライム」であり、事務担当者や他スタッフは「GビズIDメンバー」アカウントを付与して運用することが一般的です。

GビズIDの申請方法（基本ステップ）

GビズIDの申請は、書類郵送もしくはオンラインによる手続きになります。おおまかな流れは以下のとおりです。

① 準備するもの

法人名義のメールアドレス
代表者の基本情報（氏名・住所・連絡先）
身分証明情報
PC・インターネット環境

② 申請サイトにアクセスして情報入力

デジタル庁が提供する GビズID登録サイトで法人情報・代表者情報を登録します。

③ 申請完了後の確認郵送（もしくはオンライン）

入力後、申請内容の確認と本人確認のための郵送が行われ、郵送物を受け取るまで取得は完了しません。
そのため、取得にはある程度の余裕をもって申請することが重要です。

介護事業所向け：実務上の取得ポイント

申請は早めに：初回の申請〜郵送受取まで 1週間ほど かかることもあります。
複数法人・拠点の場合：法人本体はプライム、担当者はメンバーでアカウント管理を分けると 運用する効率が良い です。
パスワード管理：GビズIDは電子申請以外にも、経営報告などで使うことがあり、厳重なパスワード管理が重要です。

GビズID取得後にやること

取得したIDとパスワードの保管・共有ルール を整える
電子申請届出システムへの ログインテスト実施
必要に応じて メンバーアカウントの発行・付与
担当者マニュアルや運用ルール を整備

そのため組織全体でGビズIDの管理表を作成して、代表者（本社）と事業所（支店）ごとの情報を管理していきましょう。

GビズIDの具体的な手続きや操作は
「電子申請のトリセツ」事業所サポートプランでは、電子申請届出システムに必要なGビズIDについて、具体的な手続きや操作を解説しています。
◆「電子申請のトリセツ」事業所サポートプラン

◆具体的な操作手順の動画
ステップ1『ほぼ３分でわかるGビズIDの取り方』