特別養護老人ホームの運営改善を目指すなら、業務を効率化へ
特養ホーム対応の介護ソフトの選び方と業務改善のポイント
このコラムは「介護のコミミ」より引用しています。
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介護の業務改善プラットフォーム「介護のコミミ」さんの協力にて、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)の業務に対応した、おすすめの介護ソフトを紹介していきます。(中立・公平に解説するシリーズコラムとして更新予定)
「業務が多忙すぎて、スタッフがすぐ辞めてしまう」「記録に時間がかかる」「毎月の請求業務が負担」と悩む特別養護老人ホームの事業所が多いのがつらいところ。
その課題の解決には、難しい人手不足や負担の重さなどに困るスタッフや事業者が多いのも事実です。
また人手不足や負担の軽減に、業務の効率化を図るなら介護ソフトの導入がおすすめですが、「どの商品が良いのかわからない」という方もいると思います。
そこでこの記事では、特別養護老人ホーム向けの介護ソフトの選び方やおすすめの商品を紹介していきます。特別養護老人ホームの非効率性に悩む方は、記事を参考にしてみてください。
◆このコラムの目次
・特別養護老人ホームで業務がまわらない理由
・特別養護老人ホームに必要な介護ソフトの特徴
・特別養護老人ホームで使う介護ソフトの選び方
・特別養護老人ホーム対応のおすすめ介護ソフト
・まとめ
特別養護老人ホームで業務がまわらない理由
特別養護老人ホームで業務がまわらず困っている事業者は多いものです。
そこで、特別養護老人ホームの業務をまわらない理由をまずは整理していきましょう。
ここからは、特別養護老人ホームで業務がまわらない理由を解説していきます。
記録物が多く時間がかかるから
特別養護老人ホームは業務や記録の種類が多く、全てこなすのに時間がかかってしまうこともあります。
特に手書きであると余計に時間をかけてしまうことも。
時間がないからと記録を十分に書けないことで、情報共有が上手くできないことにも繋がってしまいます。
利用者数が多いから
特別養護老人ホームは大勢の利用者を抱える施設も多いです。
一人ひとりの介護記録に時間がかかってしまうと、その間、介護ケアが十分にできなくなってしまい、結果利用者の不満に繋がってしまいます。
また、利用者の人数が多く情報も把握しきれないため、個々に合ったケアが提供できないこともあります。
人手不足であるから
特別養護老人ホームは、利用者数に対してスタッフの数が足りないことも多いです。
介護度が高い利用者の介助を行う必要があり、介護士の身体的負担が大きいことで離職率も高く、業務がまわらないことも。
スタッフ一人が抱える業務量が多すぎて多忙なあまり、利用者一人ひとりを大切にした寄り添う介護ケアができなくなり、介護サービスの質低下に繋がってしまうのも辛い現実です。
情報共有ができていないから
特別養護老人ホームは、カルテや日誌を手書きで書いている施設も多いです。
手書きの場合時間がかかるため、短時間で書こうとすると情報の要点が伝わらず、上手く情報共有ができないことも。
確実な情報共有のためには、誰もが簡単に記録できたり、それをチェックできたりする環境があることが大切です。
特別養護老人ホームに必要な介護ソフトの特徴
特別養護老人ホームで効率的に業務を進めるためには、必要な介護ソフトの特徴があります。
そこで、ここからは特別養護老人ホームで使う介護ソフトに必要な特徴を紹介していきます。
インシデント管理ができる
特別養護老人ホームでは、事故報告書の共有も大切です。
事故報告書を書いただけにならないよう、いつでもすぐに確認できる機能があれば便利でしょう。
事故の事例や対処法を共有することで、事故の再発防止にも繋がります。
予定管理ができる
特別養護老人ホームでの予定は、回診や利用者の通院、イベントなどさまざまです。
各利用者によっても、通院の日や誕生日など予定が違うときがあるため、一括で予定を管理でき、簡単に予定をチェックできる機能があると安心です。
誰もが簡単に確認でき、予定を把握できれば、予定の管理ミス防止にも繋がります。
記録管理ができる
介護記録が手書きのものであると、その管理が大変です。
書きっぱなしでデスクなどに置いているのは、もちろんNG。
情報保護の観点からも記録管理ができるのはポイントです。
また、簡単に記録できたり、確認出来たりするとなお良いでしょう。
介護計画が管理できる
ケアプランやモニタリングの作成や管理ができることも大切です。
また、ケアプランは項目が多いため、簡単にケアプランが作れたら理想的。
更に、いつでもケアプランをさっと確認できる機能があれば便利でしょう。
請求管理ができる
請求業務や管理が簡単にできることも大きなポイントです。
特に特別養護老人ホームは利用者の人数が多いこともあり、月末月初は請求業務で大変な思いをしてしまうことも。
効率化が図れる、優れた請求業務機能があれば理想的です。
情報共有しやすい
質の高い介護ケアの提供において、大切なのはスタッフ間の情報共有です。
情報共有が確実になることで、介護ケアの方法が統一化されたり、個人に合った介護ケアが提供できたりします。
情報を共有しやすい環境を作ることが、介護サービス向上に繋がります。
特別養護老人ホームで使う介護ソフトの選び方
特別養護老人ホームで介護ソフトの購入を検討したい場合、知りたいのは商品の選び方です。
そこで、ここからは特別養護老人ホームで効率良く仕事をするために適切な介護ソフトの選び方を紹介していきます。
どんなスタッフでも使いやすいもの
特別養護老人ホームでは多くの介護士が働いていることが多いですが、スタッフのタイプはさまざまです。
デジタルに慣れている人もいれば、操作が苦手な人もいます。
そのため、誰でも使えるよう操作が簡単なものが理想的です。
サポート体制が整っている
故障したときなど困ったときに復旧に時間がかかるとその間、記録など記入ができなくなってしまいます。
そのため、すぐに頼れるなどサポート体制が整っている環境が理想的です。
サポート体制が万全な介護ソフトを選べば、安心して使うことができます。
デバイス連携できるか
介護ソフトを効率的に使いこなすためにデバイスと連動できることは大切です。
特にタブレットなどと連動できると、記録のたびにパソコンを立ち上げる手間が省けるため便利です。
また、確認作業もタブレットでできると効率的でしょう。
コストパフォーマンスは高いか
介護ソフトを検討するときに、注目したいのがコストパフォーマンスです。
コスパは安ければ良いというわけではなく、価格に合ったクオリティであるかが大切です。
介護ソフトを購入する際には、価格に合っている、またはそれ以上のクオリティであるかを確認するようにしましょう。
特別養護老人ホーム対応のおすすめ介護ソフト
特別養護老人ホームの業務を効率化してくれる良い介護ソフトがあれば知りたいものだと思います。
ここからは、特別養護老人ホームに対応したおすすめ介護ソフト10選を紹介していきます。
1.ほのぼのNEXT
ほのぼのNEXTの介護ソフトは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設の業務にも対応しています。
利用者の情報管理や計画書作成、記録や請求業務といった幅広いニーズに応えるのがほのぼのNEXTの介護ソフトです。
事業所から事前にヒアリングし、ニーズに合ったシステムを構成するため、各事業所に合わせた介護ソフトで、確実な課題解決に繋げることができます。
また、オプションで連動システムをつけることもでき、利用すればナースコールを誰がいつ押したのかを記録することができ、それをもとに情報共有が可能です。
利用者のケア内容をわかりやすく表示するため、正確な情報把握に繋がります。
ツールの詳細はこちら
2.ワイズマンシステムSP
タブレットに直接記入できるため、利用者のケアと同時進行での記録が可能。メモを取った後にパソコン入力するなどの手間を省けます。
また、バイタル機器との連動もでき、測定すると自動反映されるため、自ら記録する手間も省くことが可能です。
その他、ベッドセンサーやナースコールとも連動するため、居室で転倒するリスクを防げます。
安心・安全を守る特別養護老人ホームの業務に適した快適な介護ソフトです。
ツールの詳細はこちら
3.カナミッククラウドサービス
効率的に業務をしたいならカナミッククラウドサービスの介護ソフトもおすすめです。
サービスの記録から、一連の業務フローで請求実績を確定し、請求時期の業務負担を効率的に分散することが可能。
また、計画書・実行票・モニタリングなどを時系列で管理できます。
モバイル端末での入力も可能で簡単に介護記録をすることができるのが嬉しいポイントです。
ツールの詳細はこちら
まとめ
特別養護老人ホームは、多忙で思い描いた介護ケアの実現を難しく感じている事業者も多いと思います。
施設に合った介護ソフトを選ぶことで、業務が効率化でき、結果目指す介護サービスの提供に繋げることができます。
記事を参考に使いやすい介護ソフトを選びましょう。
また、それでも選び方が分からない場合は介護のコミミへ問い合わせをお願いします。
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