システムVer.5でのAPI連携・介護情報基盤との統合をわかりやすく解説
《《《前のコラム 1-27. ケアプランデータ連携システム入門ガイドvol.1~イントロダクション~
《《《前のコラム 1-28. ケアプランデータ連携システム入門ガイドvol.2〜セットアップ〜
《《《前のコラム 1-50. ケアプランデータ連携システムとは?“失敗しないステップ”を徹底解説!
介護保険最新情報にて、ケアプランデータ連携システムのVer.5が発表
介護業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中、2026年に大きな注目を集めているのが「ケアプランデータ連携システム」です。
厚生労働省から介護保険最新情報Vol.1505が発出されて、「ケアプランデータ連携標準仕様第 5.0 版(Ver.5)」と「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI仕様書(暫定版)」が公開されました。

出典:厚生労働省ホームページ/発表資料より引用・編集
今回のアップデートでは、単なる機能追加ではなく、将来の「介護情報基盤」との統合を見据えた大幅な進化が予定されています。
そこでこのコラムでは、ケアプランデータ連携システムVer.5で何が変わるのか、介護事業所への影響や今から準備しておくべきポイントをわかりやすく解説します。
このコラムの目次(インデックス)
ケアプランデータ連携システムとは?
ケアプランデータ連携システムとは、居宅介護支援事業所と介護サービス事業所が、ケアプランやサービス実績を電子的に共有できる仕組みです。
従来のFAXや郵送による情報共有を削減して、業務効率化(生産性向上)を実現することを目的としています。
出典:国保中央会ホームページ/発表資料より引用・編集
このシステム第 5.0 版(Ver.5)で何が変わる?
最大のポイントは、「介護情報基盤との統合を見据えたAPI連携への対応」です。
出典:WAMNETホームページ/発表資料より引用・編集
主な変更ポイント
- CSVファイル中心の運用から脱却
- APIによる自動データ連携
- 介護情報基盤との連携強化
- 将来的な業務自動化を実現
介護情報基盤との関係
国は現在、介護情報基盤(介護WEBサービス)の整備を進めています。
将来的には以下の情報が一元管理される予定です。
- 被保険者情報
- 要介護認定情報
- ケアプラン情報
- LIFE関連情報
- 介護給付情報
出典:厚生労働省ホームページ/発表資料より引用・編集
データ連携するAPI機能とは?
APIとは、システム同士が自動的にデータをやり取りする仕組みです。
これまで必要だったCSVの出力やアップロード作業が不要になり、介護ソフト間で自動的に情報共有できるようになります。

このシステムを利用する介護事業所のメリット
① 作業時間の削減
CSV出力・アップロード・取込作業が大幅に削減されます。
② 転記ミスの防止
手入力作業が減ることで、入力ミスや誤送信リスクを軽減できます。
③ ICT化への対応
ケアプランデータ連携に合わせて、介護情報基盤や新LIFEとのシステム連携を見据えた運用体制を構築できます。
このシステムを導入前に確認すべきポイント
チェックリスト
- 利用中の介護ソフトはVer.5に対応する予定か
- 介護ソフトを提供するベンダー(システム会社)の対応か
- 現在、ケアプランデータ連携システムを導入しているか
- 取引先の事業所と、データ連携する体制が整備されているか
今後のシステム展開のスケジュール
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年度 | API仕様公開・試験運用 |
| 2026年度下期 | 介護情報基盤との統合開始 |
| 2027年度以降 | 本格的な運用の拡大 |
介護事業所に向けたまとめ
ケアプランデータ連携システムVer.5は、介護業界のDXを大きく前進させるアップデートです。
FAXやCSVによる運用から、APIによる自動連携へ移行することで、業務効率化と生産性向上が期待されています。
今後のバージョンアップや介護情報基盤への統合を見据えて、早めの準備を進めていきましょう。
参考情報
・厚生労働省 介護保険最新情報
・国民健康保険中央会「ケアプランデータ連携システム」
・国民健康保険中央会 「ケアプランデータ連携システムーヘルプデスクサポートサイト」
・WAMNET 「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI仕様書(暫定版)」について
・WAMNET ケアプランデータ連携システム利用状況
