システム登録とは（概要）

「介護サービス事業者経営情報データベースシステム」は、全国の介護サービス事業所が 経営情報を報告するためのオンラインシステム です。
事前に用意した経営情報（基本情報・会計情報・人員情報など）をアップロードまたは画面入力し、完了させることで報告手続きが完了します。

システム登録の流れは次のとおりです。

1. システムへログイン経営情報データの選択・登録画面を表示

2. 損益計算書等データの登録

3. 各事業所の届出対象情報の登録

4. 追加情報・連絡先の確認・登録

5. 登録内容の最終確認

6. 登録（届出）手続きの終了

登録方法は ファイル登録版 と 画面入力版 の二通りがあります。

登録前に準備しておくもの

システムでの経営情報登録には以下を準備しておきましょう。

• GビズIDアカウント（ログイン用）

• 事業所ごとの経営情報（ステップ2で整理した内容）

• パソコンやネットワーク環境

• ファイル形式データ（場合によってはCSV・Excel等）

※ 経営情報は事前に整理・チェックしておくことで、登録時の入力ミスや工数を大幅に削減できます。

システム登録の方法（2つの選択）

● ファイル登録版

損益計算書等のデータ、届出対象データなどをファイル化してアップロードする方法です。
大量のデータや複数事業所分を一括で処理できるため、効率的に報告したい事業所におすすめです。
・介護経営ＤＢかんたん操作ガイド（ファイル登録版）

● 画面入力版

システム画面に直接経営情報を入力して登録する方法です。
項目数が少ない単独事業所や、細かな修正がある場合に使いやすい方法です。
・介護経営ＤＢかんたん操作ガイド（画面入力版）

システム登録で押さえるべき留意点

事業所がシステムで経営情報を登録する際に、次のポイントを確認・留意してください。

• データの整合性チェック：会計情報、人員情報などの数値に矛盾がないか

• 複数事業所・サービス区分の対応：それぞれの事業所・区分ごとに正しく登録

• ログイン情報の管理：GビズIDと紐づけて、ID管理・パスワード管理を徹底する

• 期限内の登録：会計年度終了後3カ月以内に報告 ※初年度は特例期限あり

なお、安易な入力や誤った報告は、行政指導やチェック対象となる可能性があるため注意しましょう。

登録済み情報のチェックポイント

システム登録後も、次の点を確認すると安心です。

• 法人・事業所情報（名称・番号等）と実際と合致しているか

• 経営情報の分類内容（基本／会計／人員等）が抜けなく反映されているか

• システム上でエラーが出ていないか（赤字・エラー検出のチェック）

これらのチェックは、登録が完了したあとにも確認すべき重要なステップです。

システム報告する具体的な操作手順

「電子申請のトリセツ」経営情報サポートプランでは、介護サービス事業者経営情報データベースシステムでの登録について、手続きや操作手順や動画など動画で解説しています。
こちらの経営情報サポートプランのページにて、動画をご覧ください。

》》》「電子申請のトリセツ」経営情報サポートプランはこちら

まとめ

1. GビズIDでシステムへログイン

2. ステップ2で用意した経営情報を使い、ファイルまたは画面入力で登録

3. 登録後は内容を最終チェックし、完了させる

4. 次年度以降も継続して対応できるよう、事業所内で運用ルールを整備する

システム登録は最終ステップですが、正確に対応することで運営基準の遵守と信頼性の向上につながります。
》》》次のコラム　2026年版「経営報告の解説コラム」経営報告に関するQ&A