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5-4.もうすぐ始まる「介護情報基盤の初手」解説コラム|助成金申請スタートガイド_後篇

介護情報基盤を利用するには、助成金の活用で導入コストを低減

介護事業所さんの目線で、事前に準備しておく手続きを解説

もうすぐ始まる「介護情報基盤の第一手」解説コラム#3#4

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🌸もうすぐ始まる「介護情報基盤の初手」|助成金申請スタートガイド
前のコラムより引き続き、介護情報基盤の利用方法や助成金について、介護事業所さんがスムーズに申請を進めるためのポイントを解説します。
助成金は介護事業者向け(カードリーダー等)と医療機関向け(主治医意見書)で分かれますが、今回コラムでは介護事業所向けの内容にフォーカスします。
(医療機関向けについては、「助成金申請の手引き」の該当ページをご覧ください。)

◆助成金申請スタートガイドの目次
・助成金の基本的な要件(コラム前篇にて)
・助成金を申請する手続き(コラム後篇にて)
・助成金を申請する前の準備
・助成金を申請する手続き
・助成金を申請した後の流れ


助成金を申請する手続き

助成金を申請する手続きは、次のようにステップ分けされているので、事前にチェックしておきましょう。1-4. 助成金申請のステップ出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集


助成金を申請する前の準備

介護情報基盤の助成金を申請するには、いくつかのファイルや書類、領収書などの準備が必要となります。

2-1.申請前の準備

💡今回の助成金の申請は1回限り。すべての書類が揃っていない場合は受理されません。
※添付するファイル形式はPDF/JPG/PNGになり、そのファイルサイズは20MB以下にしてください。
2-1.申請前の準備出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集

2-2.通帳(写し)を準備

助成金の振込先となる銀行口座の名義、銀行コード、種別、店番、口座番号が確認できるページをスキャンまたは撮影します。
※キャッシュカードや電子通帳も可能です。
2-2.通帳(写し)を準備出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集

2-3.サービス種類が確認できる資料を準備

管轄する自治体が発行する「介護事業所指定通知書」などで、サービス種類コードもしくはサービス種類名称が記載された資料を添付します。
※複数のサービス種類の指定を受けている場合は、それぞれの書類を用意します。2-3.サービス種類が確認できる資料を準備出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集

2-4.は医療機関向けのため省略
2-5.領収書(写し)を準備

対象経費となるカードリーダーや接続サポート費の領収書には、「用途(例:カードリーダー購入1台、接続サポート費用)」を明記します。
※複数の領収書を添付する場合は、それぞれの領収書に用途を記載します。
※カードリーダーの台数が交付上限台数を超えた場合や、用途が未記載もしくは不明の場合については、交付されない場合があります。2-5.領収書(写し)を準備出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集


助成金を申請する手続き

続いて補助金を申請する手続きとして、介護情報基盤ポータルにログインして、各種申請を進めていきます。

3-1. 助成金申請開始

介護情報基盤ポータルサイトでログインして、「マイページ」→「各種申請」→「助成金申請」を選択します。
対象区分「カードリーダーの購入及び介護情報基盤との接続サポート等に係る経費」をクリックし、入力画面へ進みます。3-1.助成金申請開始出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集

3-2. 助成金申請(カードリーダー等)

カードリーダーの購入及び介護情報基盤との接続サポート等に係る経費の項目を、次のように入力します。
・事業所情報(介護事業所名称、所在地、電話番号)
・サービス種類コード
・カードリーダー購入費用(税込)
・接続サポート費用(税込)
・備考(補足が必要な場合に任意記載)
・銀行口座情報(名義、銀行コード、種別、店番、口座番号)
・添付書類(通帳の写し・サービス種類が確認できる資料・領収書等)

💡申請・入力するポイント🔎
入力金額と領収書の金額は完全一致している必要があります。
また助成金の限度額・交付額は自動計算されるため、確認後に提出します。

3-2.助成金申請(カードリーダー等)(以下に画面と項目が続きます)
出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集


助成金を申請した後の流れ

介護情報基盤ポータルサイトでの申請が済んだら、その後は次のように助成金の審査・決定通知・振込となります。

助成金の申請から審査・振込のスケジュール
・申請日の当月:助成金申請
・申請日の翌月:国保中央会による審査・決定通知
・申請日の翌々月:助成金振込(登録口座へ)

💡申請・入力する注意点🔎
不備がある場合はメールで通知されて、再申請が必要となります。
再申請は翌月の受付扱いとなるため、早めに準備を整えましょう。4-1.助成金申請後の流れ出典:介護情報基盤ポータルサイトより引用・編集

助成金申請スタートガイドのまとめ

ここまでが、介護情報基盤の利用方法や助成金に係るガイダンスを、介護事業所さんの目線でまとめた情報になります。

今回の助成金申請の期間は、令和7年10月17日~令和8年3月13日となりますので、このスケジュールを踏まえて、あらためて準備するファイルや書類、領収書などを確認しておきましょう。(令和8年度以降の助成金申請は未定)

💡申請・入力するポイント
・「期限を踏まえて、早めの準備」
・「必要なファイルや書類の添付」
・「ポータルサイトで申請の入力」
🔎この3点を押さえれば、スムーズに導入が進められます。

そして令和8年度からは、いよいよ介護情報基盤の本格スタートとなりますので、その導入や利用に向けて、随時、コラムを更新していく予定です。
》》》次のコラム 5-5.もうすぐ始まる「介護情報基盤の初手」解説コラム|(準備中)


出典・参考情報
厚生労働省「介護情報基盤整備事業」関連通知
国民健康保険中央会「介護情報基盤ポータルサイト」
国民健康保険中央会「介護情報基盤ポータルサイト」助成金申請の手引き