事業所情報入力の全体像：電子申請届出システムとは

電子申請届出システムは、介護保険制度に基づく指定申請・変更届・更新申請・加算届等の届け出を 自治体窓口ではなくオンラインで提出できる仕組み です。様式や付表をWeb画面に直接入力し、添付資料もそのままファイルとして提出できます。
事前に GビズID を取得し、必要に応じて登記簿データの準備を行うことが前提となります。出典：厚生労働省「電子申請届出システム」より引用・編集

フォーマット化された様式や資料を事前準備
申請書類（様式や添付資料）は、厚生労働省が定める標準フォーマットに揃っています。
事前に必要な様式や図面、資料を整理し、漏れのない準備を心がけましょう。
出典：厚生労働省ホームページより引用・編集

申請種別と自治体の選択：Step 3：事業所情報の入力の進め方

① 申請種別・自治体を選択

電子申請届出システムにログイン後、まずは 申請の種別（新規・変更・更新・廃止等）と該当する自治体 を選択します。
同一法人内でも、事業所やサービス区分ごとに申請対象が分かれるため、正しい区分を選ぶことが最初のポイントです。出典：厚生労働省「電子申請届出システム」より引用・編集

基本情報の入力② 事業所の基本情報の入力

以下のような基本情報を、システム画面に入力します。

• 事業所名称・所在地
• 介護保険事業所番号
• 管理者・担当者の連絡先
• 対象サービス種別（訪問介護・居宅介護支援等）

入力内容は 自治体が保有するデータや指定通知書の内容と一致 している必要があります。
異なる情報が登録されていると、審査で差戻しや修正依頼の対象となるため注意しましょう。

添付資料アップロード③ 添付資料のアップロード

事業所情報入力と併せて、必要な添付資料をアップロードします。主な資料の例：

• 定款や登記事項証明書（PDF）
• 運営規程・重要事項説明書
• 申請書に付随する図面や計画書

自治体によっては、画面上でそのまま様式が入力できる仕組み もあり、添付が不要になる場合もありますが、標準様式や自治体の手引きを確認して進めてください。

最終確認と提出④ 入力内容の最終確認・提出

すべてのデータを入力し終えたら、項目ごとに最終チェック を行います。
特に人数・電話番号・事業所番号などの数値情報は、誤入力が起こりやすい部分です。
また、添付ファイルの形式（PDF/JPEG等）やサイズにも制限があるため、事前に確認しておきましょう。

提出後の対応：実務担当者が押さえるべき留意点

● 自治体ごとの受付状況

電子申請届出システムは全国共通ではありますが、自治体によって受付状況が異なる場合があります。
たとえば、指定申請時の添付書類や事前説明会が必須な場合もありますので、管轄する自治体の福祉担当窓口に事前確認を行いましょう。出典：東京都福祉局ホームページより引用・編集

● 提出後の確認とステータス管理

申請・届出を提出した後は、システム内で ステータス（受理・審査中・差戻し）を確認 することができます。
定期的にログインして状況をチェックし、必要があれば追加提出や修正対応を行いましょう。

● 添付様式の整合

登記簿データを利用する場合でも、自治体によっては PDF添付を指定するケース や、添付資料の提出を求められることがあります。
添付ファイルの重複や誤ったファイル形式によるエラーを防ぐため、マニュアルを参照し、添付方法とファイル形式を統一 してください。

「電子申請届出システムの具体的な手続きや操作は
「電子申請のトリセツ」事業所サポートプランでは、「電子申請届出システム」について、具体的な手続きや操作を解説しています。
◆事業所サポートプラン
事業所データの入力方法について、詳しく説明しています

◆具体的な操作手順の動画
ステップ３『ほぼ３分でわかる事業所情報の入力』

まとめ｜このステップで完結させるポイント

1. 申請・届出の種別を確認して選択
2. 事業所基本情報と添付資料を正確に入力／アップロード
3. 最終チェックと自治体仕様の確認
4. 提出後はステータスの追跡・修正対応を行う

事業所情報の入力は、電子申請届出システムで最も重要なステップです。
確実なデータ入力と資料準備は、審査の迅速化・再提出の回避につながる実務の基本となります。
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