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1-21.番外篇「電子申請の解説コラム」|グループ会社や事業継承で超便利な機能

2026年対応|介護サービス事業所が押さえる電子申請

番外篇:法人・事業継承向け「一括変更届出メニュー」のガイド

2025年最新|電子申請届出システム グループ会社や事業継承で超便利な機能《《《前のコラム 1-20.番外篇「電子申請の解説コラム」|特定サービスや加算に便利な機能
「一括変更届出メニュー」の実務ガイド
介護サービス事業所が自治体へ提出する指定申請・変更届出等は、2025年度の電子申請システム導入に伴いオンライン手続きが原則化されています。
この電子申請届出システムには、通常の申請・届出メニューだけでなく、法人変更や事業継承などの大規模な組織変更に対応する「一括変更届出メニュー」 という便利な機能が追加されました。
このコラムでは、複数拠点を運営するグループ法人やM&A(事業譲渡・事業承継)などの実務で活用できるこの一括変更届出機能について、操作の流れや導入メリット をわかりやすく整理して解説します。

一括変更届出メニューとは

電子申請届出システムに新たに追加された 「法人情報に係る一括変更届出」 は、複数の介護サービス事業所に対して、運営法人・代表者等の変更情報をまとめて届け出できる機能 です。
従来は、各事業所ごとに個別に変更届出を行う必要があり、グループ運営やM&Aなどで大量の届出を行う場合、非常に多くの手間と時間 が発生していました。
この一括機能を使うことで、最大300事業所までまとめて変更届を提出可能 になり、運営法人・代表者等の変更などの作業負担の大幅な軽減につながります。法人情報に係る一括変更届出

一括変更届出メニューの主な特徴

  • 全サービス種別対応
    居宅・訪問・施設等、すべての介護サービス区分が対象です。
  • 法人情報変更に対応
    旧法人から新法人への切替、代表者変更、本社所在地の変更などに対応します。
  • M&A・事業承継に最適
    介護事業所の事業継承や再編により法人情報を変更する場合、一括で届け出が可能です。サービス種別と申請内容

一括変更届出メニューの対象と届出内容

この機能は、以下のような法人構造の変更に関わる届出を一括で行いたい場合に使います。

  • 運営法人の名称・所在地の変更
  • 代表者(法人の代表者・責任者)の変更
  • グループ法人構造の変更や持株会社化
  • M&A(譲渡先法人への変更)

これらの届出は、介護保険事業所番号を元に検索・選択し、変更後の法人情報と合わせて届け出を行います。

操作の流れ(実務手順)

一括変更届出機能の代表的な操作手順は次の通りです。
(事前に提出する様式や添付資料などを用意しておく必要があります)

  1. システムにログイン
    GビズIDで電子申請届出システムにログインします。法人情報に係る一括変更届出

  2. 対象事業所の検索・選択
    介護保険事業所番号、名称、所在地等を使って対象となる事業所を検索し選択します。
    ※ 最大300事業所まで選択可能です。操作画面1操作画面2

  3. 変更事項の編集
    それぞれの事業所について、法人情報・代表者情報・所在地等の変更内容を編集します。操作画面3

  4. 添付資料のアップロード
    変更を裏付ける証明書類(登記事項証明書、誓約書、その他に必要な書類等)をアップロードします。

  5. 一括変更届出の確認・送信
    入力内容を最終確認し、一括変更届出として送信します。操作画面4

各自治体ごとに電子申請の受付状況が異なる場合があるため、自治体の手引きや担当窓口への確認 を忘れないようにしましょう。
出典:厚生労働省ホームページより引用・編集

実務担当者向けの注意点

  • 自治体ごとの受付状況の確認
    電子申請届出システムの機能自体は全国共通ですが、自治体によっては電子申請の受付状況が異なる場合があります。事前に自治体担当部署へ確認して進めることが重要です。
  • 事前準備を徹底する
    一括変更届出は複数事業所を扱うため、介護保険事業所番号・法人番号・登記事項証明書等の情報整理 が不可欠です。
    変更前・変更後で情報に齟齬があると届出が差戻される可能性があるため、正確な準備と社内でのチェックフロー整備 を行ってください。
  • GビズID・登記簿データの準備
    電子申請の基本ステップである GビズIDの取得登記簿データ(登記事項証明書もしくは登記情報提供サービス) の取得は、一括変更届出でも必須の前提となります。システム全体の運用設計として忘れず対応しましょう。

一括変更届出を使うメリット

  • 作業時間の大幅削減
    300事業所単位の変更が一括で可能なため、従来の一件ずつ届出と比較して事務工数が劇的に減少します。
  • 入力ミスの減少
    一括編集画面により、同じ情報を繰り返し入力する必要がなく、人的ミスを低減できます。
  • 運営情報の統一化
    すべての事業所の届出データを同じ法人情報で揃えられるため、組織情報の一貫性が確保できます。

まとめ(実務担当者が次にすべきこと)

  1. 対象となる事業所の一覧を準備
    法人構造変更に該当する事業所の介護保険事業所番号等を整理します。
  2. 必要書類のリスト化
    登記事項証明書・誓約書等、自治体指定の添付資料を事前に用意します。
  3. 自治体への事前確認
    担当部署と相談のうえ、必要な書類・提出形式・スケジュールを確認します。
  4. 一括変更届出機能で提出
    システムにログインし、手順に従って一括変更届出を実行します。

この一括変更届出機能は、グループ法人運営や事業継承といった大規模変更の実務負担を軽減する強力なツールです。組織変更のタイミングにはぜひ活用を検討しましょう。
このシリーズのコラムでも、こういった便利や機能やシステムがあれば、随時、解説コラムとしてご紹介していく予定です。
》》》次のコラム 1-22.番外篇「電子申請の解説コラム」|介護事業所の体制加算にフォーカス

◆電子申請のシリーズコラム ラインナップ
2026年最新「電子申請の解説コラム」|イントロダクション
2026年最新「電子申請の解説コラム」|手続きするステップ分け
2026年最新|電子申請 ステップ1:GビズIDの取得ガイド
2026年最新|電子申請 ステップ2:登記簿データの取得ガイド
2026年最新|電子申請 ステップ3:事業所情報の利用ガイド
2026年最新|電子申請 よくある質問と回答【前篇】
2026年最新|電子申請 よくある質問と回答【後篇】
番外篇「電子申請の解説コラム」|特定サービスや加算に便利な機能
番外篇「電子申請の解説コラム」|グループ会社や事業継承で超便利な機能
番外篇「電子申請の解説コラム」|介護事業所の体制加算にフォーカス
番外篇「電子申請届出システムの解説コラム」|GビズIDの変更点にフォーカス
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◆コラム記事の担当者
・高瀬 誠(コンサルタント、ソーシャルワーカー)
:公表システムサポート運営事務局
コラム記事の担当者・高瀬 誠(コンサルタント、ソーシャルワーカー)


出典・参考情報
厚生労働省「電子申請届出システム」
厚生労働省「電子申請届出システム」ヘルプ
・操作マニュアル_(介護事業所向け)
・操作ガイド_(介護事業所向け)
・電子申請届出システムの利用にあたってのGビズIDの運用について
・電子申請届出システム操作ガイド(事業所向け)説明動画
厚生労働省「電子申請届出システム」の機能の追加・改善(令和6年10月版)について(周知依頼)